なぜ自分未満を晒すラケットを握っても疑問を感じないのか?

Q: なぜ自分未満を晒すラケットを握っても疑問を感じないのか?
A: 間接的によく聞かれる質問です。個々が考えるレベルと同じレベルのラケットの状態、考えが同じレベルのショップでしか定着しません。100%の確信があるので、そう答えます。頭がいい人は、この一文で理解してくれています。補足が必要な質問者もおります。


ここは不思議なテニス小売市場です。ここまで異質な市場はない。ラケットの状態がコート上の体現力を左右する事実を知り、ストリングを評価できる消費者は極めて少ない。

ほぼ10割の社会人テニス愛好者が、自分の仕事観と同じ目線でテニスを考えている。特にテニスの買い物(消費)は噓をつかない。技術力と思考力で、結果に大差が出ると知っているのが少数派。製造業では、同じ原材料を使って、全く違うアウトプットが出る。まして、優れた素材を能力が高い技術者が製造したら、段違いの結果が出るのを知っている。

少数派は技術力を理解しています。やっつけ仕事と、入魂作業の違いが分かっている。彼らはテニスが個人種目だと知っており、自分で考えて買い物をする。村の権力者に買い物を任せようとは考えない。テニス慣習が根付いていない国内の、それも近場で済ませられるとは考えもしておらず、インターネットでの検索力が並以上にある。読解力があるので、商売トークの噓と誘導マーケティングを嗅ぎ分ける。間違っても、専門誌の広告記事に騙されない。

一方で、自称国内テニス上級者が「ガットなんか関係ねー」、「道具じゃねーよ、腕だよ」と公言しています。中には滑稽な権威主義者が、利権がらみで事実を捻じ曲げるケースがある。多数のフォロワーは盲目に従うのが極東市場の特徴。大勢に流される彼らは、自分で考えることを放棄して久しい。確かに、国内は本場大陸市場に比べて分母が小さいので、体力勝負で試合に勝つケースが多い。だから、表面上は説得力があると勘違いし易い。これが、思考の乱暴者に従属者が多数付いている理由。

学生も同じ。考えるレベルと同等のラケットの状態を握って遊んでいます。同じく、考えるレベルと同じショップで定着する。

結果、自分が考える通りのショップ選びになります。自分の考えるレベルとぴったりのテニスショップで定着することになります。この道30年で確信するのが、この結論です。例外を一つも見たことがありません。テニスの消費は噓をつきません。その人間の思考と価値観の全てが正確に出ます。


筆 USRSAアメリカ合衆国ラケットストリンガー協会 アジアテスター
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by alexanderhugh | 2015-11-07 10:38 | Voice お便りに応える