Your Witness Prodigy



女王がこだわるラケットサービス
盗人と堅気を見分けてからラケットを託す御仁は、国内で500名を上回ることがございません。ラケットの状態に関して、女王と同じ考えです。
せっかく産まれて、生きてテニスをしたのに、ガット張りなんてイカサマで終わってしまう人々は無念で仕方がないでしょうね。無知だから、ヘラヘラ笑うか、居直るかして、大事なことに無関心のままラケットを置きます。
駅を、街中を、暴行を受けたラケットを背負って運ぶ。一体彼らは、何が因果でカネをドブに捨て、テニス文化を愚弄して周るのでございましょうか。
中立的に響く言葉が、無意識のうちに、私たちの思考を型にはめている。見るべき問題を見えなくしている、ということに意識的でありたい。中立的と思わされている言葉が、実は誘導を伴って慎重に選ばれている可能性にも、意識的でありたい。「ガット張り」という言葉も、そうだったように。
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