PURE AERO 3本を洗います

飛び込みの依頼が今週入りました。とにかく急いで欲しいという、バボラPURE AERO所有の日本の方が来店。平素は渋谷に行くそうです。使わないのに切れるので当店に来たそうです。なんとなくか、意思を持ってかは、お聞きしないので詳しく分かりません。

今回、このお人は、現行2019と前モデル、計4本を持ち込みました。あいにく前モデルの部品がなかったので、半日掛けて3本洗いました。昼前に持ち込まれて、夕方過ぎにお渡しです。バンパーとグロメットの交換が必要ですよとご説明したのですが、テニスショップで言われたことも、交換したこともないので却下したいとのことでした。

洗わなければならない理由があります

仕方ないですよね、「テニスショップに騙される」と直感的に勘違いしたのだと思います。それは日本のテニスでは普通の反応なので、全然問題ありません。

泥と砂利がパーツ間に混入する場合は、部品交換するか洗うしか方法がありません。エアーで吹いても砂の一粒足りとも掃除できません。後者の方が八倍位人件費がかかります。が、テニスショップが人件費を100％負担すれば良い話です。日本のテニスでは、お客さんに費用を負担させるのはタブーです。なので、急ぎ取り外して「分解・洗浄・組み替え」工程になりました。

PURE AEROは洗った後が少し難しいです

BABOLAT Pure Aeroは、分解して洗浄して再装着するのが少し難しいラケットです。けれど、素人さんでも比較的簡単に出来ると思いますよ。日本でテニスを愛好する人は、欧米人より知識レベルが高くて、手先が職業人並みに器用だ。よく聞きますし、その通りだと思います。

＊ラケットの分解・洗浄・組み替え工程はこちら