あなたの生業が、人殺し、か、盗人でない場合は、「ラケットを他人に託す意味」を考えよ

　このストリング、と、この施工。どのような人に向いているか、最近聞かれます。それだけ、会員各位の関心が高い、テニス表現を決定するテーマです。

　死んだラケットを運んで、感性が死んだ。そのような人のテニスには、人類に与えるものが残っていません。なので、その場合に限り、仕方なく提供対象から外します。

誰かの言葉をむやみに信じるのではなく、テニスの本質を自分の頭で考えるべきです

　人生観を変えるラケットになります。だから、適応性を鑑みてラケットの種類と状態を選びます。人を排除することはありません。ここが、『呪いの言葉』で人類をバカにする、流行りのテニス消費と違います。立場でジャーナリストをする人が書いた記事や、売り手が発信するファンタシーで、はめ殺しになった人たちは、テニスの本質に無関心です。意味のあることが嫌いな人たちに、声を掛ける必要はありません。

民度がすこぶる低い、か、チンピラか

　余程、民度が低いとか、チンピラ気分でラケットを振るとか、それは勘弁してください。所謂、まともなプレーヤーに向いています。"Secret Chord" で、人生観を変えてください。他人にラケットを託すとは、そういう意味です。

中身が先生、か、あだ名が先生か

　「先生」と呼ばれる、偉い地位の人でも大丈夫ですよ。土下座してTENNIS文化に謝罪する程度の、専門家の世界観がひっくり返る仕上がりです。「先生」と呼ばれるに相応しい人なら、このワクワク感が理解できます。一方、人を何人も殺して財を成したとか、今日も依頼人を騙して来たとか、外来テニス文化を見下して悪用する。そういう人は、本当に勘弁してくださいね。地獄に腰まで浸かっている人と、共鳴する悪意は、持ち合わせておりません。人には相応しい場所があります。

TSA（全日本選手権優勝者用）

Alliance （関東学生優勝者用）

Coco （限定）

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『週刊 TENNIS SOPRANO』寄稿文｜森田隆二教授

死んだラケットを運ぶヒト

　駅で、街なかで、通学路で、死んだラケットを運ぶヒトを、あなたは今日見ました。科学的な根拠がない標語を、マーケティングテクニックで刷り込まれて、洗脳の中で買い物をします。殺してもらったラケットを背負った学生が、与えられたジョーシキを疑いもせず、同じ口調と、同じ目つきで、あの標語を唱えます。社会人が、通勤電車で、学生と同じ夢を見ます。死んだラケットに尊厳を与えず、もっと損傷しようと、引き摺り回します。