子供が使う「ガットはり」というのは、親が決めるのよ。立派な親がいて、子供に良いものを与えたいと願うのね。一方で、親が何だかな、すごくケチというか、不勉強なの。最初、とても長持ちしたから、心地よく驚いて、居着くのね。

でも、半年経つと、それが当たり前になって、「もっと耐久性！」って、要求し始めるの。地球上に住む限り無理よ。

そこで「君、アウト！」なんだけどさ。

こういう親は、調子に乗ったというか、舐めてるのね。小金で何とでもなるとか、代わりがいくらでもあるとか、思ってしまいがちの人生を生きているんです。お金至上主義というかな。

それで、子供も親と一心同体だから、ラケットをボロ雑巾のように扱い始めます。悪くなるのではなく、単に元に戻るんです。もったいないよねー。せっかく、真面目になったのに、チンピラみたいに戻ってしまう。あのまま頑張ったらトップに近づけた。子供はいつか苦労するよ。粗末なガットはりで、成就するはずがないじゃない。親も、間違いを思い知る時が来るよ。

USRSAテスター

マスターラケットテクニシャン

F-SpinFlowテクノロジー/G.W.テクノロジー提供者

【プロストリンガーは創業1989年アメリカ】