メンテナンスしない武器で生き物の皮膚や骨を叩いたら、汚い切り口になりますね。そういうラケットでボールを叩く癖がついて、ショットが汚くなります。
メンテナンスが生きる芸術品を握ってスイングすると、そういう悪い癖はつきません。死んだラケットを運ぶ人たちでいっぱいじゃないですか。角切れ、横切れがデフォルトになりますよね。スイングを固める接着剤は癖ですから。
中年までに癖が染みついて、居直るか誤魔化すかです。加齢と共に切り口がさらに汚くなります。庭球場を観察すれば、鈍感な人でも分かりますよ。みなさん無かったことにしていますが、汚い癖は無くならないです。 身体に墨を入れるようなものとお考えください。テニスにお金を一回一回使った履歴が、癖となって身体に刻まれるんです。