ガットが切れて困っていると相談に来る親は滅多にいません。2日で切るのは普通です。富裕層のおうちの子がテニスをしています。「どーせ親のカネだから」と、学生には言い分があります。

稀に親から子供に言ってくれるように頼まれて、敢えて「切り過ぎだよね」と指摘して、ラケットの使い方を助言することがあります。

すると「自分だけラケットを丁寧に扱うと浮いてしまうから怖い」と本音を言います。一人ではありません。

数年に一人くらいはきちんと聞く人がいて、その年からピタッと切らなくなります。極々稀ですよ。基本毎日練習しますから、自分だけラケットを丁寧に扱うのは恐怖なのだとお察しします。ストリングを無駄に切らない方法は確実にあります。しかし、集団の中でお子さんが実践できるかというと、非常に難しい。

結論は難しいと思います。親から頼まれれば助言しますが、実際とても難しいです。商売でガットはりを売っている連中は絶対に言いませんしね。