上級国民になる、上級国民である、上級国民に憧れを持つと、弱者を叩くお笑い芸が好きだという。強者を称え、権力におもねる。あぶくの付いたカネが権力から運ばれる。権力者が法の上にいる。と、小説にある。

カッコよく映るという事実がある。真実はない。

自己流といっても、みんなでやる流行りのスイングのことで、それはある程度真似しやすい。10代で身につけ、親子で世界No.1を夢見る。22歳でしょう、ラケットをしばき倒すとカッコよく映ります。テンションを低くして潰して打てと犬笛が鳴る。刹那的なカッコよさ、それが勝利者の快感なのです。勝ち組、富裕層、上級国民は新自由主義の派生種。誠実さとか、tennis文化を冷笑すると、カッコよく映る時期なのですよ。ブランドを身にまとうお母さま。筋肉で高揚するお父さま。親子には正義は我に有りなのです。カッコよく映るという事実がある。真実はない。偏に風の前の塵に同じ